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スローフードって何か

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1986年北イタリアの小さな村から始まったスローフード運動
日本では、ゆっくり食べること?って思う人が多いけど、
もっともっと奥深い、
この本はたびたび読み返します。

速度の中に自らを投じることなかれ
日本の文豪もこの宣言よりずっとずっと前に書いています。

ひとは、人になるまでに時間がかかります。
時間がかかることを否定することは、
自らの存在を否定することのように思います。

以下は本書に書かれているスローフード公式宣言和訳の写しです。

我々の世紀は、工業文明の下に発達し、
まず最初に自動車を発明することで、生活のかたちを作ってきました。
我々みんなが、スピードに束縛され、そして我々の習慣を狂わせ、
家庭のプライバシーまで侵害し、ファストフードを食することを強いる
ファストライフと言う共通のウイルスに感染しているのです。
我々の穏やかな喜びを守るための唯一の道は、
このファストライフという
全世界的狂気に立ち向かうことです。
この狂気を、効率と履き違える輩に対し、
我々は完成の喜びと、ゆっくりといつまでも持続する
楽しみを保証する適量のワクチンを推奨するものであります。
我々の反撃は、スローフードな食卓から始めるべきでありましょう。
ぜひ、郷土料理の風味と豊かさを再発見し、
かつファストフードの没個性化を無効にしようではありませんか。
生産性の名の下に、ファストフードは我々の生き方を変え、
環境と我々の取り巻く景色を脅かしているのです。
ならば、スローフードこそは、今唯一の、そして真の前衛的回答なのです。
真の文化は、趣向の貧困化ではなく、成長にこそあり、
経験と知識との国際的交流によって推奨することができるでしょう。
スローフードはより良い未来を約束します。
スローフードはシンボルであるカタツムリのように、
この遅々たる歩みを、国際社会へと推し進めるために、
多くの支援者たちを募るものであります。

今は無き、鎌倉の老舗イタリアン リストランテ ア リッチョーネは
スローフードを掲げる店でした。
その理念に影響されて働き、修業した時代、
スローフードって何?
料理出てくるのおそいの?
早食いしないで味わってゆっくり食べれってこと?
と言うお客様の反応が9割でした。
質問される自分も、繁盛店の営業の中で的確に説明する言葉を持たない未熟者で、
それこそ速度の中に自らをおぼれさせ、必死にもがいていました。
今自分で店をもって、
自分が感化されたこの理念に、
心から向き合っています。




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by fonte22 | 2017-02-26 00:06 | Comments(0)