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鎌倉fonteの日常

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TPPは消費者の問題

TPPのニュースがテレビで流れると、
農業者の反発が報道されて、
消費者には外食も、食品の購入も安くなるとメリットを報道します。
本当にそうですか?
国内の生産者の方が、高品質で生き残ろうとしたとき、
私たち一般市民は国産の頑張っている生産者の方の食材を買えなくなって、
安全性の怪しい海外の安い食材で命をつなぐしかなくなるのではないでしょうか?
わが家のように、外食産業で表示義務がない、何を使っても関係ない業界で、
個人の努力で安全性は絶対譲れないと営業してきた店は、
あまりにも原材料費が上がって、とても日常使い出来る価格での提供ができなくなること必至です。
別に、外国産を悪く言うつもりはないのです。
でも、例えば、野菜が、害虫を付けずに、海外から日本に輸送できるか?
やっぱり消毒が必要なわけで、虫食いひとつなく農薬をかけて生産した上に、
輸送中に腐ったり、虫がつかないようにさらに消毒になくちゃいけないわけです。
または、それらが必要ないくらい恐ろしく遺伝子組み換えされた腐らないやさい。
さらに、日本は衛生上の決まりで、大量調理する場合(うちみたいな規模ではやらなくてよい)、それらの野菜を、規定時間、消毒液(漂白剤と変わらない成分)に浸してから調理する決まりになっているのです。
外食、コンビニのサラダはほとんどこうして作られています。
今でも、中国野菜率の高い厨房で働く知人が、小松菜やピーマンをおっきいシンクで何回水を変えて洗っても変な泡が消えないんだよ。
と言っています。
もちろん食べている人は、野菜炒めでもなんでもそんな野菜だとは分からないわけです。

農業者のみなさんは、耕作放棄地が増えるのは必至と言っています。
でも、大半は耕作断念地。と。
耕作放棄地をみんなの市民農園にして、耕しますか?
事態はそう平和には進まないです。きっと。
それに、安全でおいしい野菜を作ることは、素人の週末菜園ではかなり難しい。
つい徒歩3分に菜園があっても、実際に取り組んでそう思う私です。



by fonte22 | 2015-10-21 01:01 | 日記・エッセイ・コラム | Comments(0)