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鎌倉fonteの日常

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安心安全を求めて・・・

店で通年使うニンニク・玉ねぎは、



父が、秋田県男鹿で農業をしていまして、



そこで、3年以上有機栽培に取り組んでいる畑にて育ててもらっています。



安心安全を求めて・・・_f0357044_17274431.jpg



もちろん完全、無農薬無化学肥料です。



有機栽培なので、自分で作ったたい肥を入れていますが、



真面目な父は、お店で人の口に入るものだからと言って、



地元の農業試験場にて、安全性の認められた配合と使用量を守っています。



もちろん、それがすべてではないですが、



有機栽培でも、堆肥の与えすぎによって野菜の栄養成分に影響することがあります。



この点は、化学肥料や農薬でコントロールしたほうがかえって安全だという方もいます。



ただ、じーっといろいろ観察してみて、安全性を考慮して、化学肥料と農薬の力で農業をしている人はものすごーく一部です。



こうして、父が頑張って作ってくれたものも、サンプルをきちんと試食して、



シェフがオッケーを出して初めて使っています。



安心安全を求めて・・・_f0357044_17274743.jpg



オッケーが出ました~!綺麗に掃除されて来ました~感謝。。



ずっと、自然栽培・無農薬のものを食べていると、食べると大体どんな育ちかわかるようになります。



ニンニク一つとっても、多くの店では、中国産の安価な物を使っていますが、



パスタソースを作っているニンニクを炒める香りでもうえぐい香りでわかるようになります。



そうゆうニンニクを使うと、必然的に強いうまみを入れて味を調節するために、



化学調味料などが必要になる、味で持っていくのでオリーブオイルは安いものでよし!とこうゆう流れになり、



当然パスタ自体の小麦の味なんかはどうでもよくなりますので、安価なパスタを、



下手をしたら、ゆで汁にすでに化学調味料で味付けをして下味をつけ・・



もちろん唐辛子は辛いだけの役目(本当は香りもあります)になってしまいます。



極端な流れを書きましたが、こうして、



いちばん基本的なペペロンチーノひとつとっても全く別のものが出来上がります。



パスタは、気軽な外食で食べる方が多いので、むしろこっちの味が味覚のベースになっているお客様も多いです。



だからこそ、本当にシンプルな素材で作る時、材料選びを大切にしています。



長くなりましたが、こういった理由で、父がどんなにベテランで愛情をこめて作っていても、



採用されない時もあります。



ちなみに今年はとてもいいです!特に玉ねぎが美味しいです。



早速今日のランチから使っています。



一つ一つの食材を個別に吟味しているので、



全部自然食品です!体にいいです!



みたいなことは言えないのですが、いつもこうして食材を選んでいます。



家庭の主婦の方だって、家族の為にできるだけ選んで買っていますよね。



実際に消費者の方の声が、農業を変えてきたと思います。



飲食店は、まだまだそういった店が少ないです。



せっかくお金を払って食べる食事の満足感をいつも思います。





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by fonte22 | 2012-07-23 12:57 | Comments(0)